
感想としては世界は広いです。この一言に尽きます。すごすぎてなんだか「宇宙には果てはありません!」と言われたときみたいな感覚になりました。
ベンチプレス世界記録(男子)はなんと500kg!
2019年1月現在のベンチプレス世界記録は2013年12月14日にポール・タイニー・ミーカー(Paul Tiny Meeker)さんによる「500kg」がワールドレコードとなっています。(詳しくはwikipedia)
500kgか!すごいな!というのはもちろん、さらにすごいのが科学的に人間は500kgの重量を持ち上げることは不可能と言われていたにも関わらず、ポール・タイニー・ミーカーさんはベンチプレスで500kgの重量を達成したのです!
強度的限界
医学の観点から人間が持ちあげられる限界は500kgまでとされ、それ以上の重たい物を支えようとすれば、腕の骨の強度が耐えられず、骨が折れてしまうとされる。
ポール・タイニー・ミーカーさんは筋肉をつけること以上に何か生まれ持っての超越した部分があったのかもしれませんね!とにかくすごい!
ベンチプレス500kgを持ち上げるために生まれてきたのではないかと思うぐらいベンチプレスの才能が半端ないのですね。もちろん努力の賜物ですが、それ以上に何かがあったのでしょう!科学の常識をぶち破っています。
ちなみに成人男性のベンチプレス平均重量は約40kgなので、約12倍も持ち上げている計算になります。ヤバイ。
ベンチプレス世界記録にはフルギアとノーギアの記録がある
実はちょっと知っておいてほしいことがあり、それはフルギアの記録とノーギアの記録という違いがベンチプレス界ではあります。
フルギアとはベンチプレスシャツという肩の動きをサポートするサポーターを着用した状態でのベンチプレスの記録を出していることをいいます。
このようなシャツを着用したのがフルギアでの記録になります。ちなみにポール・タイニー・ミーカーさんの500kgの記録はフルギアでの記録になります。
そしてノーギアは文字通り、ベンチプレスシャツを着用しないでベンチプレスで記録を出していることをいいます。
フルギアとノーギアでは重量100kg以上記録の差があることから、ベンチプレスシャツのサポート力が強力ということがわかりますね。
ベンチプレス世界記録ノーギアは335kg!
それではフルギアとノーギアの違いがわかったので、次はノーギアでのベンチプレス世界記録をみていきましょう。
2019年1月現在のノーギアでのベンチプレス世界記録は2015年11月22日にロシア出身のキリル・サリチェフ(Kirill Sarychev)さんによる「335kg」がノーギアでのワールドレコードとなっています。(詳しくはwikipedia)
またキリルさんはベンチプレス・スクワット・デッドリフトの3種目合計で1,082.5kgという世界記録も保持しています。
キリル・サリチェフさんはパワーリフティング界の怪物なのですね!
ベンチプレス世界記録(女子)は235kg!
2019年1月現在の女子によるベンチプレス世界記録は2015年5月20日にスウェーデン出身でパワーリフターのサンドラ・ロン(Sandra Lonn)さんによる「235kg」が正式な女子のワールドレコードとなっています。(詳しくはOPEN POWERLIFTINGホームページへ)
動画を見る限りではフルギアでの記録のようです。
サンドラ・ロンさんは体重110kgと恵まれた体格で、なんと5回もベンチプレス世界チャンピオンになっています。
ちなみに女性のベンチプレス平均重量は約20kgなので、女性の世界記録は平均の約12倍です。ヤバイ。
これまでのベンチプレス世界記録の歴史
ベンチプレス世界記録の歴史が気になったのでまとめてみました!
突然ベンチプレスで300㎏や500kgといった記録が出ているわけではなく、今から最も記録として古い100年ほど前から徐々に記録が伸びていき、現在のノーギアでの335㎏やフルギアでの500kgという記録が出ているのです。
ベンチプレス過去の記録から人類の進化が垣間見えますよ!
年代 | 名前 | 記録 |
1898年(最も古い記録) | ジョージ・ハッケンシュミット | 164kg |
1950年代(初の200kg台) | ダグ・ヘップバーン | 227.27kg |
1981年(初の300kg台) | ビル・カズマイアー | 300kg |
最も古いベンチプレスの世界記録は1898年のジョージ・ハッケンシュミットさんによる164kg
ベンチプレスの世界記録で最も古いのが1898年ロシア出身でプロレスラーのジョージ・ハッケンシュミット(Georg Hackenschmidt)さんによる164kgです。(詳しくはwikipedia)
現在から約120年前のこの時代は当然ベンチプレスシャツなどのサポーターは無いはずなので、もちろんノーギアでの記録でしょう。
2019年現在のノーギア世界記録である335kgからは164kgは約半分ですね。
いかに人間が進化しているかが見えてきます。
1950年代初頭で200kgの大台に!ダグ・ヘップバーンさんが227.27kgを達成
1950年代でついに200kgの大台に乗ります。カナダ出身で重量挙げ選手・プロレスラーであるダグ・ヘップバーン(Doug Hepburn)さんが227.27kgを達成します。(詳しくはwikipedia)
最も古いベンチプレスの世界記録である164kgからここまで約50年で大きく進化していることがわかりますね。
余談ですがプロテイン(タンパク質)が筋肉の成長に関わるという研究結果が1940年代に発表されたことも大きく関係しているのではないかと思われます。(詳しくはDNSホームページ参照)
スポーツ選手やアスリートがタンパク質を多く摂るようになったことで、筋肉の成長が上昇し、ベンチプレスでの記録も大きく飛躍したと考えられます。
公式な世界初の300kg台世界記録は1981年にビル・カズマイアーさんが達成する
1981年1月31日コロンバスで開催されたUSPFウェストジョージアオープンパワーリフティング大会で、初めて公式に300kgを達成したのはアメリカ出身のパワーリフター・プロレスラーであるビル・カズマイヤー(Bill Kazmaier)さんでした。(詳しくはwikipedia)
ついにここで現在のノーギア世界記録である335kgに大きく近づきます。
なぜ公式を付け加えるかというと1971年にIPF(国際パワーリフティング連盟)が設立され、正式にパワーリフティングが競技として認められました。
つまりIPFが設立され、大会で持ち上げた重量の記録が正式な記録とされています。
1972年11月9日に世界パワーリフティング選手権でジム・ウィリアムズさんが306.2kgを達成していますが、どうやらIPFの大会での正式な記録ではないようです。
ベンチプレスの進化はこの1970年代~1980年代で大きく飛躍していることが感じられますね。
これからベンチプレスの世界記録がどれだけ塗り替えられていくかが楽しみです!
ベンチプレス世界記録で人類の進化が感じられた!
ベンチプレスは筋肉だけでは語れない何か神秘的なものを感じましたね!
ベンチプレスの記録の歴史からタンパク質が筋肉の成長に関わっていることが研究結果でわかって筋肉の成長が記録の飛躍に関わっていたり、ベンチプレスの歴史から人間の進化を感じられました。
これからどれだけベンチプレスの世界記録が更新されていくか楽しみでなりません。自分が生きているうちにさらなる人類が思ってもいなかったような記録を見てみたいですね!
その前に自分の目標である自分の体重の2倍の重量を持ち上げることを頑張っていきたいですね!ベンチプレス頑張ります!
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ベンチプレスで確実に成果を出すための全知識
Step.01【初心者必読】ベンチプレスを始めるにあたって
Step.02ベンチプレスを行う上で必ず知っておくべき基礎知識
Step.03最大限にベンチプレスの効果を高める方法
Step.04知らないと損するベンチプレスの豆知識
Step.05ベンチプレス100kgまでの道|レベルと見た目
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