「スクワットにはどんなシューズが適しているの?」
「スクワットにおすすめのシューズを知りたい!」
上記でお悩みではありませんか?
実際に現状「スクワット シューズ」等と検索しても、ジムでの運動経験がない人が執筆した信憑性に欠ける記事や専門家が執筆した解読が難解な記事しかなく、素人が目にしても理解できない記事が多いです。
そこで今回は、パーソナルジムの実店舗「ダイエットパートナー」の運営も行い、数々の健康改善のお手伝いをしている株式会社FiiTがスクワットにおけるシューズの選び方について分かりやすく簡潔に解説します。
筋トレにおけるボディメイクに日々励んでいる人は、この記事を全て読み込むことで、スクワットシューズに関する理解を深め、より良いボディメイクの手助けとなることをお約束します。
スクワットに適したシューズを履くことが大切
日々ジムや自宅で筋トレに励むトレーニーの多くが、スクワットをメニューに導入している場合が多いのではないでしょうか。スクワットでは、より適したシューズを履くことで、その効果が大幅に高まる可能性が高いです。
スクワットのフォームは奥が深く、しゃがみ方やバーベルの担ぎ方で大きく効果も左右されます。特にシューズが果たす役割は大きく、スクワットのフォームそのものに多大な影響をもたらすため、自分に適したシューズを選ぶことが大切です。
一般的なスポーツシューズ(ランニングシューズに分類されるもの)を着用するよりも、スクワットやウェイトトレーニングに特化したシューズを選ぶことで、より最適なフォームでスクワットを行えるでしょう。最適なフォームでスクワットを行えば、スクワットによる効果を最大限高めることに繋がります。
スクワットに適したシューズを選ぶことで得られる効果
まずはスクワットに適したシューズを選ぶことで得られる効果について解説します。スクワットに適したシューズを選ぶことで得られる効果は、以下の通りです。
- スクワットのフォームがよくなる
- 怪我の予防になる
- モチベーションが上がる
順に深堀して解説していきます。
スクワットのフォームがよくなる
スクワットに適したシューズを着用することで、スクワットのフォームが良くなる可能性が高いです。スクワットの効果を最大化させるためには、フォームが重要ですが、適したシューズを選ぶことでフォームの改善が期待できます。
スクワットのフォームでは、しゃがみ方が重要な要素ですが、シューズにこだわることで、しゃがみ込みの難易度は大きく改善される可能性が高いです。今までよりも、より深くしゃがみ込みが出来るようになれば、スクワットで得られる効果そのものも高くなるでしょう。
特に足首の柔軟性に乏しい人は、スクワットに適したシューズを選ぶことが大切です。足首の柔軟性不足をシューズが補ってくれるため、正しいフォームでスクワットをこなせるようになります。
怪我の予防になる
スクワットに適したシューズを選ぶことで、怪我の予防に繋がります。スクワットは数ある筋トレ種目の中でも怪我のリスクはやや高めですが、適したシューズを選ぶことで怪我のリスクは改善されるでしょう。
特に高重量・高負荷でスクワットを行う人は、よりスクワットに適したシューズを選ぶことが大切です。スクワット専用シューズを着用することで、スクワットによる体への負担を減らすことができます。
また初心者の人もスクワットシューズの着用がおすすめです。もちろんスポーツシューズでスクワットを行っても問題ありませんが、スクワットシューズを着用することで、フォームの乱れを予防し、転倒などの万が一の怪我を予防することができます。
モチベーションが上がる
スクワットシューズは物理的な影響だけでなく、メンタル面においても良い影響をもたらします。スクワットシューズを着用することで、スクワットへのモチベーションが高まるからです。
ボディビルダーやフィジーカーなどコンテストに出場するトレーニーでさえ、スクワットに対して嫌悪感を抱く人が多いです。スクワットは『キング・オブ・エクササイズ』と呼ばれるほど効果が高い一方、トレーニングの負荷も他の種目より高くなります。
スクワットに対して億劫になる気持ちがある人は、スクワット専用シューズを着用することで、モチベーションを高められるかもしれません。もしスクワットに対して億劫になっているのであれば、専用シューズを着用してみてください。
スクワットに適したシューズの選び方
つぎにスクワットに適したシューズの選び方を解説します。
スクワットに適したシューズの選び方は以下の通りです。
- 適したサイズの形状を選ぶ
- ソールの素材を重要視する
- スクワット以外の種目にも適したシューズがおすすめ
順に深堀して解説していきます。
適したサイズと形状を選ぶ
スクワット用のシューズに限ったことではありませんが、適したサイズと形状のシューズを選ぶことが大前提として大切です。どんなに高品質なシューズでもサイズや形状が不適だと、パフォーマンスは発揮されるパフォーマンスは低下してしまいます。
特にサイズ選びは、非常に重要です。普段使いのシューズにも言えることですが、自分の足のサイズに合っていないシューズは、パフォーマンスの低下をもたらし、怪我や障害の元になります。大きすぎず小さすぎないシューズを選ぶことが大切です。特にスクワットで使用するシューズは可能な限り、試し履きを行い、自分の足にピッタリフィットするサイズを選択しましょう。
また、形状もスクワットシューズを選ぶ際に重要な要素です。スクワット用のシューズには様々な形状がありますが、「ヒール高タイプ」のものが一般的になります。通常のシューズよりも、ヒール部分が0.5cm~1.0cm高いので、スクワット時のしゃがみ込み動作をサポートしてくれます。
ソールの素材を重要視する
スクワット用のシューズを選ぶ際には、ソールの素材に着目することも大切です。「リフティングシューズ」とも言われるスクワット用シューズは、普通のシューズよりもソール部分が硬めに作られています。
ソール部分を硬く設計することで、瞬発力が向上してスクワットのパフォーマンスを高めることが狙いです。またソールの密度が高いこともリフティングシューズの特徴で、高密度のソール設計により、関節の負担を軽減することができます。
他にもソールが凸凹形状であったり、グリップが強くなるよう設計されているなど、スクワットシューズによってソールの素材は様々です。ソール素材に着目し、自分に合ったスクワット用シューズを選びましょう。
スクワット以外の種目にも適したシューズがおすすめ
ほとんどのトレーニーが、スクワット以外の筋トレ種目もジムで行っているはずです。そんな方は、あらかじめスクワット以外の種目を行うことも考慮して、シューズを選択するようにしましょう。
もちろんスクワット専用シューズとし、他の筋トレ種目は別のシューズで行うこともできます。しかし履き替えの手間と購入費用がかかるため、ほとんどの人が一つのシューズにて、スクワット以外の種目を行うはずです。
最近では、スクワットやベンチプレス・アームカールなど、どの種目でも高いパフォーマンスを発揮できるよう設計された、オールラウンドタイプのトレーニング用シューズが発売されいます。もしリフティングシューズを選ぶことに抵抗があるのであれば、全種目に適用できるオールラウンドタイプのトレーニングシューズを選ぶのがおすすめです。
スクワットにおすすめのシューズ10選
スクワットにおすすめのシューズを紹介します。スクワットに特化したリフティングシューズ以外にも、スクワット以外の種目にも対応できるトレーニングシューズも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.ファストリフト/FASTLIFT 360【inov-8】
ファストリフト/FASTLIFT 360は、スクワットを含むパワー・リフティングに特化したinov-8の「FASTLIFT」の最新モデルです。バーベルを持ち上げる際、足のブレを少なくするために、しっかり地面を捉える機能として「パワートラス・テクノロジー」を採用、かかと部分に高さ16.5mmの合成樹脂を配し、踵からサイド部分にかけて補強、安定性を高めています。
また「エクスターナル・ヒール・ケージ」は踵の上部分に、合成樹脂を「鳥かご(ケージ)」状に配して、リフティング時のフィット性を高めるように設計されているのも特徴。踵部分が高く設計されているので、足首の柔軟性に欠けている人でも、スクワットで深くしゃがみ込みことができます。
ファストリフト/FASTLIFT 360は、あくまでスクワットなどのパワー系ウェイトトレーニングに適したシューズです。マシントレーニングやカーディオトレーニングには適していないので注意しましょう。パワーリフターやBIG3を中心としたトレーニングを行いたい人におすすめのシューズです。
2.ベア/BARE-XF 210 V3 【inov-8】
BARE-XF 210 V3は、イノヴェイトが発売しているジムシューズです。『BARE XF』シリーズは「BARE(素足)」の名前の通りミッドソールを省いた構造で、inov-8のトレーニング商品群の中でもっとも素足感覚を感じることができるモデルになります。
BARE-XFシリーズは、ボディビル世界チャンピオンの『鈴木雅選手』が実際に愛用しているトレーニングシューズです。BARE-XF 210は底が非常に薄く、足裏で地面を感じやすい造りとなっています。スクワットを行うときは、体幹に力を入れて身体を固定するのですが、そういった際に瞬時に足裏に力が入れることが可能です。
ただしトレッドミルやクロストレーナーなどのカーディオマシンによるジムでの有酸素運動には適していないので注意しましょう。素足感覚での再現性を高めるためクッション性が少ないので、有酸素運動を頻繁に行うと足にダメージが蓄積します。スクワットなど、ウェイトトレーニングが中心となる人におすすめです。
3.フライト/F-LITE 245【inov-8】
エフライト/F-LITE 245は、ウェイトトレーニングはもちろん、ランニングマシンなどでのカーディオトレーニングにも適したスクワットシューズです。柔軟性と通気性のあるニット素材をアッパーに使用、衝撃緩衝性に優れたEXTEROFLOWをミッドソールに採用した軽量トレーニングシューズになります。
イノヴェイトが発売している『BARE-XF』シリーズに比べ、使い易さにこだわったジムシューズです。ウェイトトレーニングとカーディオトレーニング両方の仕様に適しており、機能性が高いシューズになります。
これまでジム専用のシューズを使用したことがない人にもおすすめできるシューズ。クッション性とグリップ力の両方に優れているので、ジムでのトレーニングに非常に適しています。
4.エア マックス アルファ TR 3
エア マックス アルファ TR 3は、同じナイキが発売する『メトコン』シリーズと並ぶ人気のトレーニングシューズです。ジムでの毎日のトレーニングに対応しており、性別・年齢問わず簡単に使いこなすことができます。
幅広のフラットなベースと強化されたクッショニングが、スクワット時に快適な安定感を提供してくれるのが特徴です。 また幅広のストラップと側面のサポートで足を包み込み、あらゆる動きに対応してくれるので、ウェイトトレーニング・クロスフィット・カーディオトレーニングなど様々なシーンで活用できます。
耐久性に優れたデザインで、ハードなルーティンにも最適。デザイン性にも優れており、シンプルながらもオシャレに足元を映えさせてくれるでしょう。
5.メトコン 7【NIKE】
メトコン7は、大手スポーツブランド『NIKE(ナイキ)』を代表するトレーニングシューズです。「ジム(トレーニング)シューズといえばメトコン」というほど、人気の高いシリーズで、日本を問わず世界のトレーニーたちが愛用しています。
メトコン7は、従来のバージョンより丈夫になり、安定感もアップしたシューズです。スクワットなどのウェイトトレーニングはもちろん、高負荷の有酸素運動にも適した快適な履き心地を提供するReactフォームを追加。さらに、シューレースを固定するタブが付いているので、ほどける心配がなく、次のトレーニングに向けて集中して運動を継続することが可能です。
メトコン7はグリップ力・クッション性・耐久力の3拍子が揃ったシューズ。初心者〜上級者まで使いこなすことができるように設計されているので、トレーニングシューズ初挑戦の人にもおすすめできます。デザインも豊富なので、ぜひ検討してみてください。
6.ドロップセット トレーナー【adidas】
ドロップセットトレーナーは大手スポーツブランド『adidas(アディダス)』を代表するジム(トレーニング)シューズです。ナイキが発売している『メトコン』と対をなすトレーニングシューズになります。
ドロップセットトレーナー最大の魅力はソールの作りにあります。独自のドロップセットミッドソールが、足がぴたりと床に吸い付いているような密着感を伝え、スクワット時の正しいフォームづくりと、動きに自信を促してくれます。
また2種類のEVAクッショニングを組み合わせることでかかとを安定させ、前足部には快適なクッション性をもたらすのも魅力。お値段は17,600円(税込)と高めですが、品質と機能性にこだわったトレーニングシューズです。
7.パワーパーフェクト 3
パワーパーフェクト3は、ウェイトリフティング専用のジムシューズです。競技に特化した作りのエンジニアド ダイカットウェッジミッドソール、ヒールのサポート、インステップストラップを備えて、安定性を高めています。
耐久性に優れた合成アッパーとアディウェア アウトソールが、足を衝撃から守ってくれるのも魅力。さらに、前足部には、柔軟性と通気性をもたらすメッシュを用いているので快適にスクワットを行うことが可能です。
ただしリフティングシューズなので、トレッドミルやエアロバイクでのカーディオトレーニングには適していません。パワーリフターやBIG3中心のトレーニングを行う人におすすめのシューズです。
8.ホバー エイペックス3【UNDER ARMOUR】
ホバー エイペックス3は、世界的スポーツブランド『UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)』が発売するトレーニングシューズです。UA HOVRテクノロジーが提供する「無重力空間にいるような履き心地」により、エネルギーリターンを維持しながら、着地時の衝撃を緩和してくれます。
よりしっかりとしたEVAミッドソールを備えたUA HOVRフォームが、履き心地とパフォーマンスをバランスよく両立してくれるのも魅力。3Dプリントの軽量なメッシュのアッパーが、卓越した保護機能と耐久性を発揮してくれるトレーニングシューズです。
さらに優れたサポート機能を発揮するストラップ構造で、足の前側の動きを解放し、かかとの安定性を向上させています。UA TriBaseが接地を最大化して自然な動きをサポートし、スクワット中もしっかり地面を捕捉してくれるので安全に効率よくトレーニングに打ち込むことが可能です。
9.トライベースレイン 4 プロ【UNDER ARMOUR】
トライベースレイン4プロは、アンダーアーマーのトレーニングシリーズの中でも、オーバーレイを備えたエンジニアードメッシュのアッパーで、耐久性と耐摩耗性を強化したトレーニングシューズです。
軽量でタイトなフィットのニットブーティー構造によりトレーニングに集中。外側のヒールカウンターが安定性とホールド感を高めるくれるのも特徴です。フルラバーのアウトソールが側面を包み込み、優れた耐久性を発揮、中央のロープグリップが高い耐摩耗性を実現しています。
またトゥボックスの下に計算して配置されたラバーで、床面のグリップを強化。低重心構造により、快適な履き心地と力の伝達を効果的にサポートしてくれます。トレーニングシューズの中でも高いクッション性があるシリーズなので、ウェイトトレーニングだけでなく、トレッドミルでの有酸素運動にも適したシューズです。
10.ウエイトリフティングシューズ1163A006.100【アシックス】
日本を代表するスポーツシューズブランド『アシックス』が発売するウェイトリフティングシューズです。スクワットを行うことを想定して作られた専用モデルになります。
瞬間のパワーを引き出し、フィニッシュを安定させるよう設計された1足です。アッパーにはしなやかな天然皮革を採用しているので、スクワット時の動きを一切妨げません。
さらにアウターソールにはグリップ力のあるラバーを使用。もちろんスクワットシューズなので、ヒール部が高く作られているのが特徴。力を入れた時に踏ん張りがきいたり、しゃがむ動作時にしゃがみやすいなどの効果を得られます。
まとめ
今回はスクワットシューズの選び方とおすすめのスクワットシューズをご紹介しました。
スクワットシューズと一言に表しても、ブランドや種類によってその特徴は様々です。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合ったジムシューズを見つけて最高のトレーニングライフを送ってください。