足立区の病院「苑田第一病院」

脳神経外科は、日本脳卒中学会より『一次脳卒中センターＰＳＣ（primary stroke center＝24時間365日脳卒中患者様を受け入れ、可及的速やかに専門治療ができる体制、病床を有する施設）コア施設』に認定頂いております。当科は脳卒中など緊急対応が必要な脳血管障害疾患に重点を置いています。 最新の医療機器を完備しており低侵襲なカテーテル治療が可能で、1秒でも早く脳血流を再開させるための血栓回収療法を積極的に行っています。くも膜下出血に対しては可能な限り低侵襲な脳血管内手術を、脳内出血に対しては開頭手術のみならず、内視鏡下にて行う治療も積極的に行っています。急性期を過ぎ状態が安定してからは、グループ内の回復期リハビリテーション病院へスムーズにご転院頂き、一日でも早い社会復帰へのお手伝いを行っています。治療後も、患者様が安心した生活を充実できるよう脳神経外科医師のみならず、看護部、リハビリテーション科、医療相談室などとのチーム医療でサポートしております。

循環器内科は、『東京都ＣＣＵ（cardiac care unit＝重症な心臓・血管疾患患者様をできるだけ早期に収容し可及的速やかに専門治療ができる体制、病床を有する）ネットワーク』に加盟しており、急性心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患や、閉塞性動脈硬化症や重症虚血肢に代表される末梢動脈疾患、全身動脈硬化症の診断と適切な治療を提供することに重きをおいています。心臓の病気は、発見が遅れたり対処が適切ではない場合、急激に病状が悪化するケースがあります。特に心筋梗塞は突然発症し、命にかかわる場合もある重篤な病気です。当科は救急循環器疾患に迅速に対応できる診療体制を確立しています。また、心臓病の患者様は、高齢であったり、合併症を有する方も少なくありませんので、このような患者様に対してもカテーテル治療の技術を用いた低侵襲な治療を提供しております。

整形外科は、骨・関節・筋肉・靭帯・腱の病気、整形外傷（ケガ）による損傷、加齢による障害、手足などの疾患に対し保存治療、手術治療共に対応しており幅広い領域をカバーし診療にあたっています。また「外反母趾・足の外科」外来を開設しており、この外来では痛みや靴選びでお困りの方の少しでも手助けになりたいと考えております。保存治療ではテーピングや靴の指導といった一人一人に対応した治療を提供いたします。そして残念ながら保存治療のみで対応できない患者様へは手術治療をご提案させていただきます。 保存治療と手術治療の2本の柱を持った積極的な医療を提供していくことで、保存治療をご希望の患者様や、手術を勧められているがお悩みの患者様、運動時の痛みで制限をかけざるをえない患者様に対し、気軽に受診や相談頂けるよう心がけております。